あめふりくまのこの歌詞の意味|実は前向きな歌

この記事でわかること・あめふりくまのこの歌詞の意味

・この歌詞が生まれた背景

・この歌が悲しく感じる訳

 
らく先生
あめふりくまのこは「悲しい」「泣ける」と言われることが多いですが、歌詞に悲しい意味はありません。
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あめふりくまのこの歌詞の意味

ここでわかること・あめふりくまのこの歌詞

・歌詞の意味はそのまま

 
らく先生
あめふりくまのこの歌詞の意味はそのまま。詳しく解説していきます。

あめふりくまのこの歌詞

おやまに あめが ふりました
あとから あとから ふってきて
ちょろちょろ おがわが できました


いたずら くまのこ かけてきて
そうっと のぞいて みてました
さかなが いるかと みてました


なんにも いないと くまのこは
おみずを ひとくち のみました
おててで すくって のみました


それでも どこかに いるようで
もいちど のぞいて みてました
さかなを まちまち みてました


なかなか やまない あめでした
かさでも かぶって いましょうと
あたまに はっぱを のせました

(作詞:鶴見正夫 作曲:湯山昭

歌詞の意味はそのまま

この歌の歌詞はそのままの意味。

雨でできた水流をじっと眺めて、魚が来るのを待っているかわいい小熊の話です。

・小熊が雨でできた水流を小川だと思って、魚を待っている。

・でも魚はいつまで待っても来ない

・雨はなかなか止まず、小熊は葉っぱを傘の代わりにした。

特に都市伝説や怖い意味、悲しい事実などが隠されているわけではありません。

たのくん
たのくん
この歌を聞くとなんだか悲しくなるから、“隠された意味”みたいなのがあるかと思ったのに。
 
らく先生
歌詞には特に都市伝説みたいなのはないのよ。
たのくん
たのくん
じゃあ何か悲しい作詞の背景があるとか?
 
らく先生
いいえ、この歌が作られた背景はむしろ明るくて前向きなものよ。
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あめふりくまのこの作詞の背景

ここでわかること・当時の作詞者=不安でいっぱい

・くまのこのモデル=息子

・息子の姿から前向きに

 
らく先生
作者がこの歌を作った時どんな気持ちだったのかを知ると、印象が変わりますよ。

不安な作者を前向きにした歌

この歌は作詞者の不安な気持ちを拭い去ってくれた歌だと言われています。

作詞者は鶴見正夫。

彼はこの歌ができる前、会社員から思い切ってフリーの作家に転身しました。

しかし「家族もいるのに、フリーでこれから先やっていけるのか」

そんな不安を抱えていました。

「なんか良いことないかな」そんなことを考えて過ごしていたそうです。

くまのこのモデルは息子

今後のことに不安を抱える作者。

ふと窓の外に目をやると、幼い息子が庭で傘をさしたまま雨でできた水流をじっと眺めていました。

その息子の姿が「魚でもいないかな〜」と待っているように見えたのです。

この場面があめふりくまのこのモデルになりました。

他の人から見れば、雨の中1人で幼い子どもがしゃがみ込んでいたら寂しいと思うでしょう。

しかし、作者はこの光景を微笑ましく思ったのです。

息子の姿を見て前向きに

まるで「魚でも来ないかな〜」と待っているような息子の姿。

これが「何か良いことないかな」と思いながら過ごしている自分に重なりました。

息子の姿を見た作者は「大丈夫だよ、いつかいいことあるさ」となんだか前向きな気持ちになれたそう。

そして自分を励ましつつあめふりくまのこを書き上げたのです。

 
らく先生
その後この曲は作詞者に良いことを運んできてくれたんです!

この歌が運んできた良いこと

ここではあめふりくまのこが作詞者に運んできてくれた“良い事”を紹介します。

良い事・音楽番組の月の歌に抜擢

・日本の歌百選に選ばれる

・絵本や英訳詞にもなる

たのくん
たのくん
いつか良い事あるさの歌がこんなに良いこと運んできてくれたんだね!

幼児向け番組の歌に抜擢

1962年(作詞の翌年) NHK「うたのえほん」の月の歌に大抜擢されました。

※うたのえほん=おかあさんといっしょの前身番組

本当は別の詩を送ったのですが、ついでに送ったこの歌の詩が目に止まり6月の歌として採用。

このことがきっかけで「あめふりくまのこ」は多くの人に知られ、愛される歌となったのです。

「日本の歌百選」に

あめふりくまのこは2006年に「日本の歌百選」に選ばれました。

日本の歌百選とは

文化庁と日本PTA全国協議会が親子に歌い継いで欲しい童謡など101曲を選んだもの。(100曲に絞りきれず101曲になった)

日本の童謡の名作として認定されたといっても過言ではないでしょう。

絵本や英訳詞も誕生

あめふりくまのこは絵本や英語訳の歌も作られました。

●絵本

2009年あめふりくまのこの歌を題材にした絵本「あめふりくまのこ」が出版。

内容は歌詞そのまま。

歌詞に沿った絵が描かれています。

●英訳詞「The Baby Bear in the Rain」

グレッグ・アーウィンにより「The Baby Bear in the Rain」というタイトルで英訳。

アーウィン歌唱で1997年発売のCDにも収録されました。

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悲しい感じがする理由

ところで、あめふりくまのこの歌を聞くと悲しい感じがする、泣けてくるという人は少なくありません。なぜなのでしょうか。

泣ける理由の考察・くまのこが終始ひとりぼっち

・この情景が寂しげ

くまのこは終始ひとりぼっち

この歌は終始「くまのこ」しか登場しません。

くまのこは、魚を待っているのに。

魚はもちろん、待っている小熊をお母さんや友達が来ることもなく、小熊はずっとひとりぼっち。

小熊の孤独が悲しく思えたり、もしかして何か悲しい裏話があるのではと思わせるのでしょう。

側から見たら寂しげな情景

雨の中傘もささずに小さい子が1人でしゃがんで水の流れを見ていたら、どんな感じがするでしょう。

心配、悲しい、切ない、寂しい…

この歌の小熊に対してもそんな感情が生まれ、なんだか悲しい感じがするのかもしれません。

ただ、当の本人はそんなつもりはなく、ただ自分の好奇心のまま夢中になっているだけ。

この歌の小熊も悲しい気持ちや寂しい気持ちは全くないことでしょう。

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いつか良い事あるさの歌

この記事でわかったこと・あめふりくまのこの歌詞の意味はそのまま

・作者が「いつか良いことあるさ」と自分を励ましつつ作った歌


・あめふりくまのこは作者に良いことを運んでくれた作品


・この歌の情景は悲しい、泣ける印象を与える

あめふりくまのこは「泣ける」「悲しい」と言われることが多い歌です。

しかし、この歌の意味にも、作られた時の作者の心情にも「悲しみ」はありません。

むしろ、作者の不安を軽くしてくれた、「いつか良いことあるさ」の歌だったのです。

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あめふりくまのこ 歌詞 意味 悲しい意味はない
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