最近、会社などにお弁当を持っていく人が増え、以前よりもお弁当作りに励む人が増えているように思います。そんなお弁当作り、正しい知識を持って行わないと食中毒の原因になりかねません。
少し前になりますが、日本テレビのZIPで「傷みやすいお弁当おかず=足がはやいダービー」特集がされていました。
どんなお弁当が菌が増えやすく、逆にどんなものが菌が増えにくいのか把握しておいしいはもちろん安全なお弁当を食べたい(持たせたい)ですよね!
◎検証方法
- 前日20時にお弁当のおかずを作り冷蔵保存
- 翌朝冷えた状態のおかずをお弁当に詰める
- 28℃で6時間お弁当を放置→その後菌の増殖具合を測定
今は働きながら夫婦、子供のお弁当を作る人が多いのできっと前日に作って冷蔵保存の人って多いですよね。
最近のお弁当を作るスタイルにマッチした検証方法!
ちなみに・・・
??菌ってどれくらい増えたら食中毒になるの??
→1gの中に10万個まで菌が増殖した場合アウト!!
それでは各部門ごとに見ていきましょう!
~お肉部門~
- ハンバーグ
- 生姜焼き
- からあげ
第1位 ハンバーグが傷みやすい理由は?
- 加熱が不十分になりがち
中までじっくり日が通りきってない可能性があるみたいです。
- 水分が多い
水分が多いと食品は傷みやすくなります。
ハンバーグのおいしさの一つの肉汁=水分!傷みやすくなる要因です。
- 素手で作る人は要因注意!!
素手で直接作る場合は手から菌がついてしまい最も菌を増殖させる原因になります。ハンバーグを作ってお弁当に入れる場合はビニール手袋等を使いましょう。
~じゃがいも部門~
- ポテトサラダ
- 肉じゃが
- コロッケ
第1位 ポテトサラダが傷みやすい理由は?
- 水分が多い
具材に使われている野菜から出る水分が原因。
~ごはん部門~
- チャーハン
- 炊き込みごはん
- 白ごはん
第1位 チャーハンが傷みやすい理由は?
- 具材から水分がたくさんでるから
どのランキングでも決め手は水分ですね。
チャーハンは具材をさっと炒めるため、火が通り切っていないことが多いのが炊き込みごはんを抑えて1位になった理由です。
これらのおかずが傷みやすいからお弁当に入れてはいけないということではないです。きちんと対策をとって入れれば問題なく食べることが出来ます。
(個人的には生野菜を入れたポテトサラダはやめたほうがいいと思いますが)
お弁当のおかずを痛みにくくするPOINT
- とにかく水分を飛ばして調理し、水分をふき取ってから詰める
- きちんと火を通す
- 加熱してないものは入れない
- お弁当を詰めるときに手で触らない
- 保冷剤と保冷バック等を活用して温度の上昇を防ぐ
- 紙やシリコンパック等を使ってお弁当同士がくっつかないようにする
- 詰めるときは手でさわらない
- きちんと冷めてから詰める
- 作り置き食材を入れるときは朝きちんとアッツアツに温めてその後よく冷ましてからお弁当箱に詰める
これだけ気をつけてたらお弁当が傷んで食中毒になるなんてこともないでしょう。
ちなみにこのダービーで菌が増殖しやすい認定されてしまったおかずたちの増殖後の菌の数は
ハンバーグ=12,000個、
ポテトサラダ=14,000個、
チャーハン=6,000個
とのことで上に書いてある100,000個には程遠かった模様。
しかしながら最近の日本の夏は異常に蒸し暑いし、やっぱりお弁当って色々な状況で置かれてしまっているものだから心配になるからいろいろと気を配っておいて損はないよね〜と思いました。
●怪しかったら食べない。
今って何でも目に見える正確なもの(ここでは賞味期限)を指標としたがるから、本来生き物として持っているはずの
「こうなったら食べたらダメだぞ!!」っていうセンサーが上手く機能しなくなってることが多いなぁって思います。
私は賞味期限来てないからって食べたパンにカビ生えてても気づかず食べたことあります。
賞味消費期限にかかわらず、怪しい臭いがしたら食べないとか、
見た目変色してたら食べないとか、当たり前に動物として必要な判断ができたら良いですよね。
最重要なことは
変な臭い、色のものは食べない!
これですね。せっかく作ったお弁当、捨てるなんてことにならないように気をつけたいですね。
梅雨の季節、気をつけておいしいお弁当をたべましょう。