•新歌詞ができた理由
•仕事が好きは日本だけ
英語原曲との意味の違いも解説します。
ハイホーの“仕事が好き”は旧歌詞
•新歌詞ができた時期
•歌詞は新旧2つの状態
•旧歌詞を使い続ける理由
ハイホーの旧歌詞
歌詞全体は長いので「仕事が好き」の部分だけ抜粋します。
ハイ・ホー ハイ・ホー
仕事が好き (whistles)
- ハイホーの旧歌詞全部はコチラ
- それディック×7 朝から晩まで
それディック×7 精を出して
商売繁盛
それディック×3 このシャベルでほい光る(光る)
光る(光る)
まばゆいダイヤモンドそれディック×7 一日がんばって
それディック×7 力を出しきってほれ掘り出せ
ダイヤモンド限りなくその上ルビーもとれる
何でもいいよ 宝ならそれディック ディック
ディカ ディック ディハイホー!
ハイホー!
ハイホー(ハイホー)
ハイホーハイホー ハイホー 仕事が好き
ハイホー
ハイホー ハイホー ハイホーハイホー 仕事が好き
ハイホー ハイホー
ハイホー ハイホー
ハイホー ハイホー
ハイホー ハイホー
ハイホーハイホー ハイホー 仕事が好き
ハイホー
ハイホー ハイホー ハイホーハイホー 仕事が好き
ハイホー ハイホー
ハイホー ハイホーハイホー 仕事が好き
ハイホー ハイホー ………作詞:不詳 作曲:Frank Churchill
ハイホーの新歌詞
新歌詞の「仕事が好き」にあたる部分を見てみましょう。
ハイ・ホー ハイ・ホー
声をそろえ みんなで楽しくいざ
ハイ・ホー ハイ・ホー
ほがらかに 楽しく歌えばいざ
- ハイホーの新歌詞全部はコチラ
- 口笛を元気に 吹き鳴らし
足取りも軽く 胸を張って
輝く空には 小鳥も歌うよ
ラララー ラララー
歌えば楽しい
ハイ・ホー ハイ・ホー 声をそろえ
みんなで楽しく いざ ハイ・ホー ハイ・ホー
ハイ・ホー ハイ・ホー ほがらかに
楽しく歌えば いざ ハイ・ホー
ハイ・ホー ハイ・ホー ハイ・ホー 声をそろえ
ハイ・ホー ハイ・ホー ほがらかに
楽しく歌えば いざ ハイ・ホー
ハイ・ホー ハイ・ホー 声をそろえ
みんなで楽しく いざ ハイ・ホー ハイ・ホー
ハイ・ホー ハイ・ホー ほがらかに
楽しく歌えば いざ ハイ・ホー
ハイ・ホー ハイ・ホー ハイ・ホー 声をそろえ
ハイ・ホー ハイ・ホー ほがらかに
楽しく歌えば いざ ハイ・ホー
楽しく歌えば いざ ハイ・ホー
ハイ・ホー
作詞:不詳 作曲:Frank Churchill

ぜんぜん違う歌詞になったね。
新しい歌詞は最近できたの?
新歌詞が出来たのは2001年
ハイホーの新バージョンの日本語歌詞が出来たのは2001年頃です。
白雪姫が日本で公開されたのは1950年。
その時の日本語吹き替え版の歌詞が「仕事が好き」でした。
50年程経って新しい歌詞ができたということになります。

歌詞が変わった訳ではない
現状ハイホーの日本語版歌詞は旧・新2つあります。
よく「ハイホーの歌詞は変わった」と言われますが、旧日本語歌詞が使われなくなったわけではありません。
【新旧歌詞の使われ方】
●旧歌詞=映画の吹き替え
●新歌詞=CD、楽譜、動画コンテンツなど
新しくできたものは新歌詞、映画は旧歌詞のままということです。

全部新しい歌詞にしたらいいのにね。
旧歌詞を使い続ける理由
新しい日本語の歌詞があるなら全部そちらに変えたら、と思うところ。
なぜ旧歌詞「仕事が好き」も使い続けるのでしょうか。
理由として考えられるのは2点。
・新歌詞は映像と合わない
口笛を吹いている場面で歌詞が入ってしまっている
・50年前の映画の変更不可
“歴史的な初のカラー長編映画”を変えることはできない(大人の事情など)

新しい歌詞ができた理由
・仕事の価値観の変化
・英語原曲の内容と違いすぎた
仕事への考え方が変化
白雪姫の映画がやってきた1950年は戦後間もない頃。
日本では国を立て直すために、みんなが必死で働いていました。
「仕事が好き」と思い、仕事のことばかり考えるようになっている人も多くいたはずです。
一生懸命働く小人は「仕事が好き」と楽しそうに歌っている方が共感できたのかもしれません。
しかし、時代は変わりました。
仕事後にもまだ楽しそうに「仕事が好き」と歌う小人に共感できる人は少数。
そのため、時代に合わせて新しい歌詞が作られたのでしょう。
原曲の意味と違いすぎた
新しい歌詞が作られたのは、英語原曲のサビの内容とのギャップを埋めるためです。
実は、英語の原曲では「仕事から家へ帰ろう」と歌っているのです。
【英語歌詞の意味】
仕事が終わった!家へ帰ろう!
【旧日本語歌詞】
仕事が好き!
この翻訳には違和感があります。
英語教育の普及によりこの歌詞に「え?」と違和感を感じる人も増えました。
これを解消するべく新歌詞が誕生したのです。


仕事が好きは日本だけ
・原曲歌詞と和訳
・ハイホーの意味
・他の外国語の歌詞
原曲歌詞と和訳
Heigh-ho, Heigh-ho
It’s home from work we go
ハイホー ハイホー
仕事から家へ帰ろう
(作詞Larry Morey 作曲 Frank Churchill)
ハイホー=仕事終わりの歌
白雪姫の映画で、ハイホーは仕事が終わった時に歌われています。
つまりハイホーは仕事終わりの歌。
仕事が終わってるのにまだ「仕事が好き」と歌っている日本語吹き替えは世界的に見てもおかしな歌詞です。
heigh-hoの意味
heigh-ho(ハイホー)
=あーあ、やれやれ、ふー、わーい
驚き・歓喜・憂鬱・退屈・疲労などを表す言葉。
白雪姫のハイホーでは、仕事終わりの「終わったー!」という疲労感と達成感が表現されています。

他の言語も家へ帰ろう
他の外国の歌詞は原曲と同じように「仕事が終わった 家へ帰ろう」です。
ここではフランス語、スペイン語を紹介します。
●フランス語
Hey Ho Hey Ho
On rentre du boulot
(仕事から帰ってきた)
●スペイン語
Hi – ho, Hi – ho
Ya es hora de cerrar
(ハイホー ハイホー
もう閉める時)
Hi – ho, Hi – ho
Nos vamos a cerrar
(さあ閉めよう)
Hi – ho, Hi – ho
Marchemos al hogar
(家へ帰ろう)
Hi – ho, Hi – ho
Nos vamos a cenar
(夕食を食べよう)
スペイン語では同じ言葉を繰り返すのは良くないとされています。
そのため色々な言い回しで「うちへ帰ろう」と表現されています。
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ハイホーの“仕事が好き”は時代を反映
・ハイホーの歌詞は新旧の歌詞がある
・現在旧歌詞“仕事が好き”が使われるのは映画だけ
・新歌詞ができた理由=時代の変化に合わせた
・英語原曲や他の外国の歌詞は「仕事が終わった!家へ帰ろう」という意味
ハイホーの歌詞「仕事が好き」は日本人らしいと言われます。
しかしこれは当時の日本の状況に合わせた歌詞。
現代では日本人も違和感を覚えます。
歌詞は時代の流れや人の感覚の変化を感じさせてくれるものなのですね。