森のくまさんの英語の原曲は子ども向けの歌とは思えない程怖い

多くの人に親しまれている森のくまさん。

この歌には、アメリカ発祥の怖い原曲があります。

その内容はくまが人に本気で襲いかかるというもの。

日本語歌詞の楽しい雰囲気とは全然違います。

「日本で童謡としてこのままの歌詞を使うにはちょっと…」

と思わせる程シリアスな内容の歌詞です。

日本に伝わった当時この怖さをなくすため、子ども向けにアレンジされました。

しかしこのアレンジの結果、日本語版は「よく考えると意味不明で怖い歌」になってしまったのです。

この記事では、森のくまさんの怖い原曲について解説しつつ、

日本語歌詞の意味不明さが生まれた背景にも迫ります。

この記事でわかること・森のくまさんの怖い原曲の内容

・意味不明な日本語歌詞が生まれた背景

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原曲はシリアスな怖さ

英語の原曲はシリアスで怖い雰囲気の歌です。

くまの性格も優しく親切な日本語歌詞とは大きく違います。

ちなみに、原曲のタイトルは「The other day,I met a bear.」

アメリカでボーイスカウトの時に歌う曲として生まれ、童謡として広まりました。

原曲の日本語訳

シリアスで怖い原曲には色々なバージョンがありますが、内容はどれもほぼ同じ。

一番有名でよく歌われている歌詞を紹介します。

ある日道の途中でかなり大きいクマと出くわした

クマは僕を見て僕も熊を見た 

クマは僕を見定めて僕も熊を見定めた

クマは言った

「逃げなくて大丈夫?銃も無いのに」

僕はクマに言った

「そりゃいい考えだ  それじゃ早速逃げるとしよう」

僕は走って逃げ出した 

でもすぐ後ろにはあのクマが

道の先には木があった あぁありがたい

低い枝でも3メートル 運にまかせて大ジャンプ

体は宙を舞ったけどあの枝まではとどかない

心配しないで 機嫌を悪くしないで

倒れかけながらもなんとか枝をつかめたんだ

僕の話はこれでおしまい これ以上は何もないよ

またどこかであのクマに  出くわさない限りね

The other day,I met a bear, A great big bear,A way up there. 

He looked at me,I looked at him,He sized up me,I sized up him.

He says to me,”Why don’t you run?” “‘Cause I can see,you have no gun.”

I say to him,”That’s a good idea.” “Now let’s get going,get me out of here!”

I began to run,away from there,But right behind me was that bear.

And on the path ahead of me, I saw a tree,Oh glory be.

The lowest branch was ten feet up,I’d have to jump and trust to luck.

And so I jumped into the air,But that branch away up there.

Now don’t you fret, and don’t you frown,I caught that branch on the way back down.

That’s all there is,there ain’t no more,Unless I meet that bear once more.

本気で襲うクマと逃げる人

「逃げなくていいの」と忠告、その後本気で襲ってくるクマ。

そして本気で逃げる主人公。

日本の歌詞と違って、歌全体の雰囲気はシリアス

メルヘン要素はゼロです。

最初の忠告によりさらに怖さが引き立っています。

原曲は深く考えなくてもストレートに誰もが怖いと思う歌です。

たのくん
たのくん
日本のと全然違う!主人公逃げ切れてよかったね!
らく先生
ほんとね。実はさらに怖い結末が待ってるバージョンもあるのよ
たのくん
たのくん
逃げ切れて終わりじゃないの?

さらに怖い結末があるバージョンも

色んな歌詞があるこの歌には、もっと怖い結末が待っているものも存在します。

その歌詞では、主人公はまた同じくまに遭遇するのです。

And so I met That bear once more 

He’s just a rug On my living room floor


あのクマに再び会ったんだ。

今はそのクマは、

リビングの床に置いてあるただの敷物さ

なんと、あの怖いくまは主人公のリビングの敷物にされたというもの。

きっと再び遭遇した時には銃を持っていたのでしょう。

最終的に一番怖いのは主人公だった…

そんな内容の歌詞です。

たのくん
たのくん
怖すぎる〜日本語歌詞と全然違う!
らく先生
日本の童謡はこんなストレートに怖い歌詞あんまりないわよね。
たのくん
たのくん
うん。でも日本語歌詞はよく考えると意味わからなくて怖いよね
らく先生
そうね。まぁ意味わからない歌詞を作ろうとしてこうなったわけじゃないんだけどね。
たのくん
たのくん
なんで意味わかんない歌詞になったのか教えて!
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日本版は怖さをなくしたら意味不明に

日本の森のくまさんは優しいクマがなぜか「私からお逃げなさい」と言う歌詞。

しかも逃げろと言ったのに落とし物を拾ってついてきます。

この矛盾した内容が意味不明で、よく考えると怖い歌ですよね。

矛盾した歌詞になってしまった原因は日本語のアレンジの仕方にありました。

日本語歌詞の内容

日本語歌詞の内容を改めて見てみましょう。

くまさんの親切さと逃げるという行動が結びつきません。

矛盾、違和感を感じます。

1.ある日お嬢さんが森の中でくまさんに出会う

2.突然くまさんがお嬢さんに「お逃げなさい」と言う

3.ところがくまさんはついてくる

4.くまさんはお嬢さんの落とし物(白い貝殻のイヤリング)を拾ってあげる

5.お嬢さんはくまさんにお礼を言い一緒に歌う

子ども向けにメルヘンにし過ぎた

日本語歌詞は原曲の怖さをなくすために、過剰にメルヘンにされています。

これが「意味不明でよく考えると怖い歌」になってしまった原因

日本ではシリアスで怖い原曲が童謡に相応しくないと思われていました。

「童謡は明るく楽しい歌詞にしないと」という意識が強かったのです。

なので、原曲の設定を残しつつ、子ども向けにアレンジされました。

その結果、矛盾した意味不明な歌詞になってしまったというわけです。

意味不明さを払拭する説も

この日本語歌詞の意味不明さには昔から違和感の声があります。

そのため、意味が通るようにする色んな説も考えられました。

意味不明を払拭する説・実はくまさんとお嬢さん以外の誰かが登場する

・くまさんはは自分(くま)から逃げろと言ったのではない

など

別記事でこの説の詳しい内容や、日本語歌詞が作られた背景など詳しく解説しています。

こちらもぜひ読んでみてください。

森のくまさんの歌詞の意味がよくわからないのは日本語アレンジが原因

日本語歌詞と原曲には違った怖さがある

この記事でわかったこと・原曲は本気の攻防をするくまと人が登場するシリアスな怖い歌

・日本語歌詞は怖さをなくすアレンジをした結果意味不明に

・意味不明さを解消しようとする説も存在

楽しい雰囲気で親しまれている森のくまさん。

日本語歌詞では子どもの親しみやすさを重視

原曲ではアメリカンジョーク感を重視

その結果、それぞれが違った怖さを持つ歌になったのです。

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森のくまさん 怖い
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