ジッパディードゥーダーは歌詞の差別隠蔽が問題視され削除が進んでいる

TDLのスプラッシュマウンテンでお馴染みのZip A Dee Doo Dah(ジッパディードゥーダー)。

この曲は近年、差別をなかったことにしていると問題視され、削除の動きが世界で活発化しています。

2022年8月、遂にTDRのモノレール「リゾートライン」BGMからも削除され話題に。

たのくん
この曲の何が「差別」なの?

そんな疑問を解決すべく、元の映画「南部の唄」の背景とともに詳しく解説していきます。

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ジッパディードゥーダーの歌詞

まずはZip A Dee Doo Dah(ジッパディードゥーダー)の歌詞からおさらいしましょう。

ジッパディードゥーダー日本語歌詞

これはジッパ・ディー・ドゥー・ダーな日に起こった事さ

それは口を開けたら歌い出せずにはいられないような日の事だよ

 

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー、ジッパ・ディー・エイ

おやまあ、なんて素晴らしい日なんだ

 

とっても沢山の太陽の光が私の道の先を照らしているよ

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー、ジッパ・ディー・エイ

 

青い鳥さんは私の肩に乗っているよ

それは本当さ、これは現実なのさ

 

全てがいい感じさ

 

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー、ジッパ・ディー・エイ

素晴らしい気分で素晴らしい日さ

 

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー、ジッパ・ディー・エイ

おやまあ、なんて素晴らしい日なんだ

 

とっても沢山の太陽の光が私の道の先を照らしているよ

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー、ジッパ・ディー・エイ

 

青い鳥さんは私の肩に乗っているよ

それは本当さ、これは現実なのさ

 

全てがいい感じさ

 

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー、ジッパ・ディー・エイ

素晴らしい気分さ、そんな気分なのさ

 

青い鳥さんは私の肩に乗っているよ

それは本当さ、これは現実なのさ

 

あれ?あの青い鳥はどこへ行ったんだい?

 

全てがいい感じさ

 

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー、ジッパ・ディー・エイ

素晴らしい気分で素晴らしい日さ

(英語作詞:レイ・ギルバート 作曲:アリー・リューベル)

英語歌詞はこちら
It happened on one of those zip-a-dee-doo-dah days. 

Now that’s the kind of day when you can’t open your mouth without a song jumping right out of it!

 

Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay

My oh my, what a wonderful day

Plenty of sunshine headin my way

Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay

 

Mister Bluebird’s on my shoulder

It’s the truth, it’s actual

 

Everything is satisfactual

 

Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay

Wonderful feeling, wonderful day

 

Yes, Sir

Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay

My oh my, what a wonderful day

 

Oh, plenty of sunshine headed my way

Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay

 

Mister Bluebird’s on my shoulder

It’s the truth (mm hmm), its actual (mm hmm)

 

Everything is satisfactual

 

Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay

Wonderful feeling, feeling this way

 

Mister Bluebird’s on my shoulder

It is the truth, it’s actual

 

Huh? Where is that blue bird?

Mm hmm

 

Everythin’ is satisfactual

 

Zip-a-dee-doo-dah, zip-a-dee-ay

Wonderful feeling, wonderful day

(作詞:レイ・ギルバート 作曲:アリー・リューベル)

たのくん
楽しそうな歌詞だけど、これが差別を隠蔽していると言われているの?
 
らく先生
そう。この歌が歌われている映画「南部の唄」の背景を知ると意味がわかるわよ。

ジッパディードゥーダーは南部の唄の曲

ジッパディードゥーダーはディズニーの映画「南部の唄」の曲です。

南部の唄はアメリカ南部に住む少年と、黒人の小作人の心温まる交流を描いた映画

映画「南部の唄」のあらすじはこちらからチェック

この映画の内容について、当時の黒人人権団体が、激しく抗議しています。

それは差別的な表現があったからではありません。

●抗議された理由

=差別がなさすぎるから

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南部の唄=差別がなさすぎ

1946年に公開された南部の唄は1870年頃のアメリカ南部が舞台の映画です。

1870年頃のアメリカ=白人が黒人を差別し、奴隷として働かせていた頃

そんな背景があるにもかかわらず、この映画では白人の元で働くリーマスおじさんと白人少年ジョニーがとても仲良く交流しています。

すると

南部の唄は人種差別を無かったことにしている

と黒人人権団体から激しく抗議があがりました。

近年の差別への関心からこの映画は、1990年頃から世界的に封印されるようになってしまったのです。

ジッパディードゥーダーの歌詞も問題視

白人による黒人への差別がなかったかのような描かれ方が問題視された南部の唄。

挿入歌であるジッパディードゥーダーも差別をなかったことにしていると問題視されています。

Everythin’ is satisfactual

全ていい感じさ

白人の差別に苦しむ日々を送っているのに、とても楽しそうで満足げな黒人奴隷を描いていることがこの歌詞からもわかります。

これはは差別隠蔽と言われても仕方ないかもしれません。

消えていくジッパディードゥーダー

差別をなかったことにしていることで問題視される「南部の唄」と「ジッパーディドゥーダー」。

現在「南部の唄」は封印状態、見ることがなかなか難しいです。

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南部の唄は30年前に封印

映画「南部の唄」封印についての概要は以下の通り。

・アメリカではリバイバル上映された1986年以降上映やホームビデオ化はされていない。

・日本で1992年にビデオ(VHS)化したが、その後廃盤。

・DVDや動画配信は「今の時代状況に適切でない」とされ、今後されない様子。

30年前に封印状態になったのに多くの人が「ジッパーディドゥーダー♪」というフレーズを知っています。

それは現在でも日本ではTDRで聞くことができるからです。

しかし、アメリカではすでに、差別の問題からディズニーワールドからも南部の唄関連のアトラクションやBGMまで消えていっているのです。

アメリカはジッパディードゥーダー全面削除

TDLで大人気のアトラクション「スプラッシュマウンテン」は南部の唄をモチーフにして作られたもの。

アメリカではこのアトラクション自体を2020年に一新することが発表されています。

より現代的な(それに差別的でない)映画「プリンセスと魔法のキス」にまつわるものに改修するとのこと。

つまり、すでにアメリカではジッパーディドゥーダーの曲も封印されているのです。

日本でも削除が進むかも

日本のTDRでは現状アトラクションの廃止はありませんが、2022年8月22日に1つ動きがありました。

冒頭でも触れた通り、TDRのモノレール「リゾートライン」のBGMからジッパーディドゥーダーが削除されたのです。

日本ではジッパディードゥーダーのBGMはずっと使われていたため、この動きに衝撃を受けた人はたくさんいます。

ウォルト・ディズニー社から圧力がかかったのではと囁かれています。

もし、これが削除の第一歩だとすると、今後日本のスプラッシュマウンテンも一新されるなんていうこともあり得るかもしれません。

ジッパディードゥーダーは敢えて残すべき

ジッパディードゥーダーや、元の映画「南部の唄」は抗議によりだんだん封印の動きが広がっています。

しかし差別を無くそうとした歴史として逆に残していくべき作品のように思います。

 

黒人への激しい差別があったのにも関わらずその事実を隠蔽すること

差別を受けていたのにも関わらず、それでも黒人奴隷は幸せだったという描写

確かにこれらのことは問題です。

しかし、この問題があったことは差別を考える良いきっかけにもなると思います。

そして何より「南部の唄」を封印することもまた、差別をなかったことにしようとした事実を隠蔽していることになります。

差別の歴史を隠そうとすること=差別の歴史の一つ

南部の唄、ジッパディードゥーダーの差別問題はきちんと残していくべき「事実」の一つだと思います。

ジッパディードゥーダーは差別を感じさせないのが問題

この記事でわかったこと

・ジッパディードゥーダーや元の映画南部の唄は、黒人差別がなかったかのように描かれているため、問題視されている

・南部の唄は差別の歴史を隠そうとしている作品として封印されている。

・ジッパディードゥーダーも削除が進み封印の道に進みつつある。

ジッパディードゥーダーは楽しい曲調が印象的で好きな人も多い、TDLの定番曲。

背景を知ると、もしかすると今後この曲が聴けなくなってしまうかもという危機感を感じます。

スプラッシュマウンテンといえばこの曲。

なくならないことを祈ります。

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