パリピ気分は年齢確認されないけど子供や運転する人は酔う危険性あり

この記事でわかること

・パリピ気分のアルコールについて

・パリピ気分が年齢確認されない理由

・子供や運転中の人が食べる危険性

・パリピ気分以外のアルコール入りお菓子

・パリピ気分に対するみんなの反応

酔えるグミとして発売されている酔えるグミ『パリピ気分』が話題になっています。

悩む人
子どもが食べたら危険なのでは?
悩む人
運転中に食べたら飲酒運転になるの?

など色々な疑問が湧き上がりますよね。

この記事では、パリピ気分の気になる疑問を解決していきます。

 

酔えるグミ『パリピ気分』とは

パリピ気分とはUHA味覚糖が販売している、アルコール分2%入りのソフトキャンディです。

アルコールが入っているので、テンションが上がるというのが売りのお菓子です。

パリピ気分でハッピータイム♪

「パリピ」は「Party People」の略で、多人数で集まる場所で、皆で盛り上がる人のこと。

なかなか多人数で盛り上がることが難しいこの世の中、

せめて気分だけでも、パリピになって、ハッピーな一時を過ごしましょ♪

UHA味覚糖公式サイトより

レモンにウォッカ粉末+ジンの香りのベースになるジェニパーベリー粉末が入った、『まるで本格ドライレモンサワー』味です。

ウォッカやジンというところからソフトキャンディーとはいえ、しっかりお酒を感じることができるということがわかります。

お菓子の注意書きにも子供や運転時、妊娠中の方に向けた注意書きがされています。

※本製品はアルコール原料を使用していますので、お子様やお酒に弱い方、妊娠・授乳中の方、運転時にはご注意ください。

※アルコール分2.0%

UHA味覚糖公式サイトより

 

パリピ気分が年齢確認されない理由

前述の通りお菓子とはいえ、お酒を飲んで酔っ払ったようにハイテンションになれるのが売りの『パリピ気分』。

高度なアルコールを含むお菓子ですが、コンビニなどで買う場合に年齢確認はされません。

パリピ気分が年齢確認されない理由

お酒類の年齢確認は【20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律】により実施されています。

20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律はこちら↓
1条

・満20歳未満の者の飲酒を禁止する(1条1項)。

・未成年者の親権者や監督代行者に対して、未成年者の飲酒を知った場合に、これを制

する義務を規定する(1条2項)。

・酒類を販売する営業者又は供与する営業者が、満20歳未満の者に対して、飲酒することを知りながら、酒類を販売又は供与することを禁止する(1条3項)。

・酒類を販売する営業者又は酒類を供与する営業者に対して、満20歳未満の者の飲酒を防止するための、年齢確認その他必要な措置をとるべきことを定める(1条4項)。

2条

・満20歳未満の者が、飲用のために所有・所持する酒類およびその器具について、行政処分として没収・廃棄などの必要な処置が行われる。

3条

・飲酒することを知りながら、満20歳未満の者に対して、酒類を販売・供与した営業者に対して、50万円以下の罰金を科す(3条1項)。

・満20歳未満の者の飲酒を知って制止しなかった親権者や監督代行者に対して、科料を科す(3条2項)。

4条

・酒類を満20歳未満の者に販売・供与した営業者の経営組織の代表者や営業者の代理人、使用人、その他の従業者が、その業務上、酒類を飲酒することを知りながら、満20歳未満の者に販売・供与した場合には、行為者とともに営業者を罰する(両罰規定)。

STOP20歳未満飲酒よりhttps://stop-underagedrinking.com/prohibition/

ポイントは『飲酒』『酒類』です。

パリピ気分をはじめとするアルコールを含むお菓子はあくまで『菓子類』。

『酒類』『飲酒』には当てはまりません。

つまり、この法律をすり抜けるため、年齢確認をする必要がないのです。

まれに販売者側の判断で年齢確認することもあるようです。

しかし、基本的には子供でも明らかに運転中の人でもパリピ気分を買う時の年齢確認はありません。

 
販売者側も、トラブルになることを避けたいという思いからなかなか年齢確認はしないのかもしれません。

子供や運転中の人が食べる危険性

子どもや運転中の人が『パリピ気分』を食べるとどのような危険性や問題があるのかわかりやすく解説します。

子供は酔う可能性大

パリピ気分のアルコール分は2%。

子供が酔う可能性は否定できません。

大人からすると大した数字ではなく、パリピ気分を食べて酔っ払うにはかなりの個数が必要かと思います。

しかし、子供はアルコールに対する耐性がないので大丈夫だと断言はできません。

少量でやめられれば良いかもしれませんが、大人が見ていないところで大量に食べてしまう可能性も

そうなればアルコールによって酔う可能性は高くなります。

さらにこのパリピ気分を日常的に食べてしまうことにより、アルコール依存の入り口に立ってしまう可能性も

「これくらいじゃ酔わないから」

などと思わず、親は子どもが口にしないように注意する必要がありそうです。

運転中は検査に引っかかる可能性

パリピ気分を食べたことによって飲酒運転になる危険性もあります。

パリピ気分を数個食べた程度では酒気帯び運転にはならないと言われています。

しかしながら、アルコールを含むものを口に含んでうがいなどをせずに呼気検査を行った場合に、引っかかる場合もあります。

過去には蒸しパンで懲戒処分を受けた例も。

車などの運転を仕事としている人が、仕事前・中にパリピ気分を食べて職を失うということもあり得ます。

 
グミなどが好きな人が気づかずに食べて仕事を失ったら笑えません。

他にもあるアルコール入りのお菓子

アルコールが含まれており、度数が高いお菓子は『パリピ気分』だけではありません。

アルコールを含むお菓子

・バッカス

・ラミー

・ガトーレーズン
など

これらのお菓子がなぜ問題視されずに販売されているのかも解説していきます。

ここで紹介するお菓子ももちろん年齢確認の義務はありません。

バッカス&ラミーなど

アルコール入りのお菓子の代表といえば、チョコレート。

冬になるとお菓子屋さんやコンビニ、スーパーなどで売られる定番に『バッカス』『ラミー』があります。

バッカスはブランデー入りの洋酒入りチョコレート。

アルコール度数は3.2%とかなり高めです。

ラミーはラムレーズンや洋酒を使った洋酒入りチョコレート。

アルコール度数はなんと3.7%。

ロッテからは他にも、『ティーロワイヤル』『アップルブランデー』などの洋酒入りチョコレートが発売されています。

冬になると明治の『メルティーキッスくちどけラム&レーズン(アルコール度数3.8%)』も販売。

 
チョコはたくさんのアルコール入りのお菓子がありますね。

ガトーレーズン

ブルボンのガトーレーズンもアルコールが入っています。

度数は1.2%と低めのため、食べても気づかないかもしれません。

コンビニなどではありませんが、マルセイレーズンバターサンドや小川軒 レーズン・ウイッチもアルコールが含まれています。

 
ラムレーズンサンドもアルコール入りの定番ですね。

チョコなどが問題視されない理由

チョコやレーズンサンドはかなりのアルコール度数であるにも関わらず、長年コンビニやスーパーで普通に販売されています。

しかし、あまり子供や運転中の人への販売について議論になっている印象はありません。

・バッカス=1964年発売

・ラミー=1965年発売

当時はあまり年齢確認や飲酒運転などについて敏感ではなかったなどの時代背景もありそうです。

しかし、やはりイメージ的に周囲が注意できるという点が大きいように思います。

『チョコやラムレーズンにはお酒入りの商品もある』

このことを多くの人が認識して、子どもや自分自身の運転中などに注意できる点が大きいと思います。

パリピ気分はソフトキャンディー。

まさかお酒が入っているなんて思わない人も多いと思います。

パリピ気分のみんなの反応

『パリピ気分』についてみんながどのように考えているのか、反応をみていきたいと思います。

こんな意見があります

・アルコール入りがわかりずらい

 

・パッケージデザインに問題

 

・運転中の人に危険

 

・気にしすぎでは

『アルコール入り』がわかりずらい

子供が食べていたことに気づかなかった親もいます。

やはり商品のアルコール入りのわかりにくさに問題を感じている人が多いようです。

パッケージのデザインに問題がある

開封したらアルコールを含む表記がなくなるデザインは問題だという意見も多数。

確かに、個包装については折りをめくらないと気づかないので、一つ渡されても気づかないと思います。

運転する場合の危険性

多くの人が運転中や運転を仕事にしている人が食べる危険性を指摘しています。

わかりにくさ=誤って食べる危険性があるので、買う側が注意しないといけませんね。

気にしすぎでは

パリピ気分がダメなら他のバッカスやラミーもダメではないか、という意見も多数です。

パリピ気分は子供や運転妊娠中の人は注意

この記事でわかったこと

・パリピ気分はアルコール分2%のソフトキャンディー。

・アルコールが入っているがお菓子なので年齢確認はされず、誰でも購入可能。

・子どもや運転中、妊娠中の人などは食べないように注意する必要がある。

・アルコールが含まれるお菓子は他にもある。

パリピ気分、大人が夜に食べる分には問題なく、少しテンションをあげることができるお菓子なのかもしれません。

ただ、すでに未成年の間で「年齢確認されない酔えるお菓子」として話題にはなっている様子。

子供が食べないように注意する必要がありそうなお菓子です。