ホットクックのサイズ選びはとても悩むところですよね。
SHARP公式の示す量の目安だけを参考に決断すると、あとで後悔するかもしれません。
2.4L=2〜6人分
1.6L=2〜4人分
1.0L=1〜2人分
このようにホットクックで作れる量の目安には落とし穴があります。
この記事ではホットクックで作れる料理の量をわかりやすく解説します。
•3人家族からは2.4Lが安心な理由
•各料理の作れる量
•自分の作る量と比べる方法
•「1.6Lは少ない」と感じる私の体験談
ホットクックの量の目安の落とし穴
ホットクックで作れる量は料理によって違います。
1.6Lでは2人分までしか作れない料理もあるので要注意。
全部の料理で3人前以上作りたい場合は、対応できるのは2.4Lのみということを覚えておきましょう。
●3人家族から2.4Lが安心な理由
=全部の料理で3人分以上作れるから
公式の量の目安=カレー
●ホットクックで作れる最大量
2.4L=6人分
1.6L=4人分
1.0L=2人分
これはカレーが作れる量を参考にしています。
実は、ホットクックで作る料理の中でもカレーは最も多く作ることができる料理。
500以上あるレシピの中でもカレーと同じ量できる料理は限られているので注意が必要です。
半分しか作れない料理も
少ない量しか作れない料理で1番にあがるのが麺類。
後で詳しく解説していますが、パスタを茹でられる量は以下の通り。
2.4L=4人分まで
1.6L=2人分まで
1.0L=1人分まで
公式の量の目安のMAX量よりも2人分少なめ、半分の量しか作れません。
このように、実際は少ない量しか作ることができない料理はたくさんあります。
3人分以上作る=2.4Lがおすすめ
ホットクックのサイズ選びの時に、量で悩んだ場合、最低何人前作りたいのかを基準にするのがおすすめです。
●全ての料理で3〜4人前作りたい=2.4Lが安心
●2人前作れればOK=1.6LでOK
●2人前でも良い料理がある=1.6Lでも足りるかも
→よく作る料理がどれくらいの量作れるか要チェック
覚えておきたいことは料理によっては公式の量の目安程作れないということ。
全ての料理で満足いく量を作りたいという場合は、大きめサイズの方が安心です。
後で量で後悔しないためには3人分以上作るなら2.4Lの方が間違いないでしょう。
最新2021年モデル2.4L↓
2020年モデル2.4L↓
各料理の作れる量
ホットクックで実際に料理をしてみると意外と作れる量が少ないメニューがたくさん。
どんな料理が少なめなのか買う前に知っておくと安心です。
ここではホットクックで作れる料理の量を【多め/中くらい/少なめ】の3つに分類しました。
•カレー、シチュー、スープ
•炒め物
•煮物(煮汁多め)
•煮物(煮汁少なめ)
•ご飯(炊飯)
•低温調理の料理
•焼き
•蒸し物
•麺
【多め/中くらい/少なめ】の目安は以下の通りです。
•多
=SHARP公式の目安の最大量作れる
(1.0=2人分、1.6L=4人分、2.4L=6人分)
•中
=一部SHARP公式の目安の最大量作れる
•少
=SHARP公式の目安の最大量は作れない
【多】公式の目安の最大量作れる
カレー、シチュー、スープ、炒め物、煮物(煮汁多め)、ご飯は量の目安の最大量作ることができます。
(1.0=2人分、1.6L=4人分、2.4L=6人分)
カレー・シチュー・スープ
ホットクックで作る料理の中で、最も多く作れる料理です。
具材を嵩張らないひき肉やみじん切り野菜で作れば、1.6Lでも5人分弱くらい作れるかもしれません。
炒め物
料理例:ホイコーロー
まぜ技ユニットでまぜて鍋全体で作ってくれるので、多く作ることができます。
ホットクックで作る炒め物はしっとりとした炒め煮、蒸し炒めとイメージしてください
蓋を閉じて炒めるのでシャキシャキの野菜炒めはできません。
煮物
料理例:肉じゃが、豚の角煮
ホットクックは形が崩れにくい食材なら、煮物もまぜ技ユニットでまぜながら作ってくれます。
少ない煮汁でも味が全体に行き渡り美味しく作ることができます。
そのため、肉じゃがや筑前煮などは、鍋いっぱいに食材を入れて、たくさん作ることができます。
ご飯(炊飯)
炊飯できる分量は以下の通りです。
1.6L=1〜3合
2.4L=1〜5合
※1合=150g
ホットクックでご飯を炊くことはできますが、すごくおいしいというわけではありません。
普通のマイコン炊飯器レベル。
高級炊飯器•圧力鍋•土鍋で炊くご飯には劣ります。
【中】一部公式の目安の最大量作れる
ホットクックならではの機能【ジップロックを使った低温調理】は食材によって作れる量が異なります。
低温調理の料理
料理例:サラダチキン、ローストビーフ
ローストビーフのような大きな塊肉であれば、最大量(1.0=2人分、1.6L=4人分、2.4L=6人分)作れます。
ただ、低温調理をする時は作る量に注意が必要です。
なぜなら多く作ろうとしすぎると十分に加熱されない可能性があるからです。
詰め込みすぎると加熱むらが出来て危険です。
低温調理できる量
=ジップロック一袋で、食材が重ならない量まで
そのため、サラダチキンなどは思ったよりたくさん作れないという印象です。
【少】公式の目安の最大量作れない
煮物(まぜない)、焼き物(蒸し焼き)、蒸し物、麺類は公式の最大量ほど作ることができません。
【少】の作れる量
2.4L=4人分まで
1.6L=2人分まで
1.0L=1人分まで
煮付け
料理例:カレイの煮付け、鯖の味噌煮
煮汁が少なく、まぜることができない煮付けは食材を重ねると味が全体に行き渡りません。
そのため鍋底に敷き詰められる量=美味しく料理できる量です。
鍋底に敷き詰められる量を作った場合も、少ない煮汁の場合味が片面にしか染み込みません。
両面によく味を染み込ませるために、加熱後にひっくり返して放置する作業が必要になります。
食材を重ねて作れないこともないですが、重なってる部分には味が染みません。
加熱終了後に、食材の場所を入れ替えて放置するなど工夫が必要。
とても手間がかかります。
焼き物
公式レシピにはありませんが、手動の【無水でゆでる】機能を使うと蒸し焼きもできます。
料理例:鶏胸肉の塩麹焼き
鍋底に接する部分にのみ焦げ目がつくので、これも鍋底に敷き詰められる量=美味しく料理できる量です。
蒸し物
料理例:蒸し野菜、茶碗蒸し
蒸し野菜などは蒸しトレイを使って蒸します。
この場合は蒸しトレイに敷き詰められる分=作れる量。
茶碗蒸しなどは蒸し板を使います。
これもホットクックに容器ごと入れられる分=作れる量です。
茶碗蒸しやプリンは別途蒸し板を購入する必要があります。
2020年モデル以降付属の蒸しトレイでは作ることができません。
麺類
ホットクックではパスタ、そうめん、うどん、インスタントラーメンが茹でられます。
ただ、調理できるグラム数は多くありません。
●麺を茹でられる量↓
1.0L | 1.6L | 2.4L | |
---|---|---|---|
スパゲティ うどん |
100g | 200g | 400g |
そうめん | × | 200g | 400g |
即席めん (インスタントラーメン) |
× | 1~2袋 | 1~4袋 |
1人前=100gなので作れる最大量は以下の通り。
2.4L=4人分
1.6L=2人分
1.0L=1人分
パスタ(具材と同時調理)
ホットクックにはパスタを乾麺のまま具材と共に鍋に投入してスイッチを押すだけの簡単レシピ(ワンポットパスタ)があります。
この場合料理できる麺の量はかなり少なめです。
レシピで設定されている乾麺の量
=1人前60g
入れられる乾麺の量は2.4Lでも多くても300g位までが推奨されているようです。
乾麺は量が増える
→具材と一緒だと茹でられる量ほどは入らない
自分の作る量と比べる方法
「ホットクックで作れる量をしっかり調べてサイズ選びをしたい。」
そんな人は実際に自分が使っている調理器具を使って調べるのがおすすめです。
①料理を体積か面積かで考える
②実際に使ってる鍋で比べる
①料理を体積or面積で考える
まず、ホットクックで出来る料理の量を想像してみましょう。
その料理が体積と面積のどちらの量で出来るのかを考えて想像してみてください。
【体積】
=内鍋全体で調理
=深鍋で調理するもの
【面積】
=内鍋底で調理
=鍋やフライパンで重ならないように調理するもの
②自分の鍋で調べる
体積と面積で作るもののイメージができたら、普段使ってるフライパンや鍋で比べてみましょう。
【深鍋で作る料理の比べ方】
=普段スープや煮物を作っている鍋やフライパンに1.6Lor2.4Lの水を入れる
これでホットクックで作れるカレーやスープの分量が目で確かめられます。
【鍋底で作る料理の比べ方】
=普段使ってるフライパンの直径を測り、ホットクックの内鍋底の直径と比べる
ホットクックで煮魚、蒸し焼き料理が満足いく量作れるかわかります。
ホットクックの内鍋の大きさ↓
2.4L | 1.6L | |
---|---|---|
本体サイズ (幅×高さ×奥行mm) |
277×150×236 | 253×135×214 |
本体重量 | 約0.69kg | 約0.56kg |
内鍋型番 | TJ-KN2FBA | TJKN1FBA |
最新2021年モデル2.4L↓
最新2021年モデル1.6L↓
2020年モデル2.4L↓
2020年モデル1.6L↓
1.6Lを使った私の感想
最後に実際に1.6Lを使ってみた感想を紹介します。
3人家族なので、3人前作る想定で購入しました。
KN=HW16F
私(harumama)
夫
息子(2歳)
意外と作れる量が少ない
私は実際に1.6Lを使ってみて作れる量が思ったより少ないと感じました。
我が家の食べる分量は以下の通り。
harumama=1人前
夫=1.5人前
息子=0.5人前
合計=普通の3人前程
1.6Lのホットクックで作った料理は大体夕食1回で完食です。
スープや煮込み料理の時は、できる限り食材を詰め込んで作ります。
しかし、野菜によっては出来上がると量が4分の1程になっているものもあるので、出来上がった時の量の減り具合に驚くことも多々。
また、手羽元などかさばる食材は思ったより鍋に入りません。
他の野菜も入れる場合には8本が限界という印象。
蒸し焼きや煮魚に関しては、1.6Lは鍋底面積が小さいので思ったより量が作れません。
ホットケーキやオムレツは高さも出るのでこの量で十分です。
私自身購入前1.6Lと2.4Lでとても悩みました。
量的には2.4Lが安心だけど、1.6Lは高額で場所もとります。
ホットクックを使いこなせない場合も想定すると2.4Lを購入するのは勇気がいることでした。
そのため、まずはお試しという気持ちで2.4Lよりも安い1.6Lを導入。
量が足りなくなった時には2.4Lに買い換えるということにしました。
大人3人分は1.6Lでは足りない
私がホットクックを買ったのは作り置きをやめるためです。
そのため、毎回使い切り量を作る分には今は問題ないです。
ただ、料理によっては足りないこともあります。
つまり現在2歳の息子が成長すれば足りない事必至。
なので足りなくなったら2.4Lを購入する予定です。
【私が作り置きをやめた理由】
・週末作り置きを作る数時間を家族で過ごす時間にしたいと思ったから
・作り置きの料理を息子が食べてくれないから
作り置きをするとどうやっても味は作りたてには劣ります。
それが息子は美味しくないと感じたようで、苦労して作った割に食べてくれませんでした。
せっかく苦労して作ったのに食べてくれないとついつい私も怒ってしまいます。
これでは食事の雰囲気も悪くなってしまうので、ホットクックを導入することにしました。
今では週末の作り置きの負担も、息子が食べない時のイライラもなくなりました。
ホットクックに感謝です。
3人前以上作るなら2.4Lが安心
・3人前以上なら2.4Lが安心
・ホットクックでできる料理の量は料理によって結構違う
・全ての料理で公式の示す量を作るには大きめサイズを買う必要がある
・実際に自分が作る料理の量とホットクックで作れる量をしっかり比べると◉
ホットクックを買おうと思った時に悩むサイズ選び。
3〜4人分作りたい場合は1.6Lと2.4Lのどちらにすべきか1番悩みますよね。
この悩みを解決するには【料理ごとの作れる量を知る】ことがベスト。
ホットクックは決して安い家電ではないので、吟味してぴったりなサイズを選びましょう。
この記事が迷っている人の役に立てば幸いです。